- なげ
- I
なげ【投げ】(1)投げること。
「輪~」「まり~」
(2)相撲(スモウ)や柔道の技の一。 相手をかかえ, 腰を入れて投げ倒す技。 首投げ・背負い投げ・上手投げ・下手投げ・小手投げなど。 投げ技。「土俵際で~を打つ」
(3)囲碁・将棋で, 対局の途中で勝算のないことが明らかになり, 自分の負けを認めて勝負をやめること。 投了(トウリヨウ)。(4)取引で, これ以上の損失を避けるため, 損を承知で売ること。IIなげ【無げ】〔形容詞「なし(無)」の語幹に接尾語「げ」が付いたもの〕(1)まるで, ないようなさま。 なさそう。「人も~な振る舞い」「事も~に笑う」
(2)無造作なさま。 心のこもっていないさま。「~の, 走り書い給へる御筆づかひ・言の葉も/源氏(椎本)」
~のあわれ心のこもらないうわべだけの同情。「横さまの人の~をもかけ/源氏(若菜上)」
~の言(コト)の葉(ハ)心のこもらない言葉。 無げの言葉。「疎(ウト)き人にもこそ~は言ふなれ/宇津保(嵯峨院)」
~の遊(スサ)みちょっとした気晴らし。 なげのすさび。「~に物をも言ひ触れ/源氏(宿木)」
~の情け心のこもらないうわべだけの情け。 かりそめの情け。「~つくらまほしう侍り/紫式部日記」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.